先生・学校の方へ

ローマ字入力の練習に、
ペアタイプを使ってみませんか

ふたりで協力して単語を打つタイピングゲームです。無料で、登録もアカウントも要りません。 学校で配られている Chromebook や iPad のブラウザで、URL を開けばすぐに始められます。

ペアタイプを開く https://pairtype.app/

どんなゲームか

画面の上から単語が流れてきます。それをローマ字で打って消していく、よくあるタイピングゲームです。 ちがうのは、ふたりで 1 つの画面を分け合って協力するところです。 相手を褒めたり、ひとことメッセージを送ったりすると「シンクロポイント」がたまり、 たまりきると単語の流れが遅くなったり、ライフが回復したりします。 打つのが速い子だけが活躍するゲームにならないよう、そういう作りにしています。

ひとりのときは、コンピュータ(COM)が相手役のペアになります。 2 人プレイとは別のモードではなく、相手が人かコンピュータかが変わるだけです。 クラスの人数が奇数のときや、欠席の子がいる日でも困りません。

ペアタイプのゲーム画面。宇宙をテーマにした盤面の左右にふたりのプレイヤーがいて、上から流れてくる単語カードと、下部のシンクロゲージが表示されている。
実際のゲーム画面。ふたりで 1 つの盤面を分け合い、上から来る単語をローマ字で打つ。下の「シンクロ」は、相手を褒めるとたまっていく。

授業のどこで使えるか

ローマ字はもともと小学 4 年で扱う内容でしたが、現在は小学 3 年の国語に置かれています。 前倒しになった理由が、3 年生からコンピュータを使うことが想定され、 従来の読み書きにキーボード入力が加わったためだとされています。 ペアタイプは、この「ローマ字を読み書きできるようになったあと、実際に打てるようにする」 ところを受け持つつもりで作っています。

単語やフレーズは 10 のテーマから出てきます。宇宙、動物園、水族館、音楽室、お祭り、学校、 カフェ、スイーツ、旅行、ニュース。最初から全部が出るわけではなく、遊んでいくうちに増えます。 テーマによっては、打っている文そのものが教科の内容になります。

理科

  • 地球は太陽の周りを回っている
  • 火星には赤い砂漠が広がっている
  • ガリレオは望遠鏡で月を見た
  • 冥王星は惑星から外された

音楽

  • ドレミファソラシドはイタリア語
  • 三味線は日本の伝統楽器
  • ジャズはアメリカ南部で生まれた
  • ピアノはイタリアで発明された

日本の文化

  • お神輿が通りを練り歩く
  • 浴衣を着てお祭りに行こう
  • 花火は夏の風物詩
  • 縁日で金魚をすくう

ニュースのテーマだけは、2 週に 1 度ほど言葉を入れ替えています。 その時期に話題になっていることから、こどもに見せられるものだけを選んでいます。 8 月なら「甲子園」「送り火」「残暑」、天体の話題があれば「金星」「木星」といった具合です。 事件や不祥事、国どうしの対立、災害は入れません。

漢字にはふりがなを振ってあります。単語の選び方は小学校中学年から高学年を上限の目安にしていて、 政治や宗教、国どうしの対立、暴力を思わせるものは入れていません。

使いはじめるまで

  1. URL を配る。 https://pairtype.app/ をロイロノートのカードや Google Classroom に貼るだけです。 児童は同じキーボード付きの端末を持っているので、QR コードを読ませるより、 そのまま打ってもらうほうが速いことが多いです。
  2. 名前を決めてもらう。 ニックネームで大丈夫です。本名を入れないよう画面でも案内しています。 メールアドレスもパスワードも要りません。
  3. そのまま遊べます。 インストールも、先生用の管理画面への登録もありません。

実際の利用も、学校で配られている Chromebook と iPad からのアクセスが大半です。 そのため動作の確認や画面の作りは、こうした端末を基準に調整しています。

電子黒板での上映や、学級通信・学校ブログ・授業紹介動画への掲載も、 配信ガイドラインの範囲で事前連絡なしで行えます。

安全のためにしていること

児童が使うことを前提に、次のようにしています。

ペアタイプの待機ルーム画面。合言葉を教え合ったふたりのプロフィールが並び、準備ができたらゲームを始める。
合言葉を教え合った相手とだけ、この待機ルームで顔を合わせる。準備ができてから遊びはじめる(画面の合言葉は説明用のダミー)。
  • 見知らぬ相手と自動でつながる機能はありません。 いっしょに遊べるのは、合言葉を教え合った相手だけです。 合言葉を知らない人はその部屋に入れません。
  • 部屋を作れる児童を限っています。 ひとりでの練習で一定の条件を満たした子だけが部屋を開けます。 ペアの少なくとも一方は操作に慣れている状態になります。
  • 不適切な言葉は送信そのものを止めます。 判定はサーバー側で行うので、端末の設定を変えても回避できません。
  • チャットの本文は保存していません。 フィルタが働いた回数だけを数えています。
  • カメラ・マイク・位置情報は使いません。 ブラウザの機能として無効にしてあるので、そもそも取得できません。
  • 氏名・住所・学校名を入力する欄がありません。 これらを書き込んだり聞き出したりすることは、利用規約で禁止しています。

できていないこともあります。児童からの通報のしくみはまだありません。 言葉のフィルタは登録した語との一致で判定しているので、 言い換えられた表現までは捕まえられません。今後の課題として取り組みます。

広告については、無料で続けていくために、いずれ入れる予定です。そのときは、 児童の行動履歴にもとづいて出し分ける広告は使いません。誰に対しても同じ基準で選ばれるものだけにして、 ゲームの内容と見分けられる形で出します。現時点ではまだ配信していません。 くわしくはプライバシーポリシーに書いています。

つくっている理由

ソフトウェアで、ひとが育つきっかけを届けたい。

そう思って作っています。

なので、単語は「勉強させるため」には選んでいません。 打っていて面白い言葉を集めた結果として、星の話や楽器の由来やお祭りの言葉が入っています。 知らない言葉に出会って、あとで「あれ何だったんだろう」と思ってもらえたら十分だと考えています。 覚えさせにいくのではなく、きっかけになれば、というくらいの距離感です。

ふたりで遊ぶ形にしているのも同じ理由です。 速く打てる子が勝つだけのゲームにすると、遅い子はやめてしまいます。 相手を褒めると全体が有利になる仕組みにしておけば、 打つのが得意でない子にも役割が残ります。

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